『るうてる法人会連合設立宣言』      (2002年5月15日)

日本福音ルーテル教会は、アメリカ南部一致ルーテル教会が、「御国の到来を早める」ために、人は神の恵みによって救われ、隣人に遣わされる、というルーテル教会の基本に立って、1893年日本宣教を開始したことに由来する。

その宣教とは、聖書の教えるとおりキリストの愛を実践する働きとして、福音を宣べ伝え(伝道)、教え(教育)、いやす(奉仕)わざであった(マタイ9:35)。

当初、このわざは日本の法制度に従って公益社団法人として行なわれた。
戦後、日本の法制度の改革並びに教会自立路線の選択などの歴史的社会的変化に伴い、キリストの愛を実践する働きとして一つであるはずのものが、伝道活動は宗教法人に、教育活動は学校法人に、奉仕活動は社会福祉法人にと、分割されるに至った。

今このような歴史をかえりみて、ここに、われわれは、聖書の示すところにたちかえり、主が私達を通してなされる宣教のわざを、この世全体に向けられたものとして綜合的に捉え直し、福音的信仰に立ち、伝道(宗教法人)、教育(学校法人)、奉仕(社会福祉法人)のわざに招かれた「宣教共同体」として総力を結集して新たなる宣教の展開へと向かうことを決意する。
神が、われわれのこの決意を祝福し、この連合に連なる者を御旨の成就のために用いられんことを。

 

1517年にマルチン・ルターの宗教家改革によりドイツで誕生したルーテル教会は、ドイツだけでなく北欧にも広がり、国民教会となりました。その後、アメリカにも渡り、 更にアジア、アフリカ、ラテン・アメリカなどに至って今日全世界に存在するようになって います。
 マルチン・ルターの改革は当時の十六世紀の ローマ・カトリック教会が正しい福音信仰に立ち戻ることを聖書に基づいて訴えたので した。それは、神がイエス・キリストの十字架と復活によってのみ、私たち人間の罪を許し、人間はイエス・キリストにおいて示された神の恵に基づいて生かされていくことを強調 した教えでありました。ここから、ルターの有名な言葉「聖書のみ、恵のみ、信仰のみ」 という、宗教改革の三大原理が生まれました。
この原理に基づく信仰と改革の参加を当 時の全教会に呼び掛け、賛同した信仰の者たちと、それらの教会において、教義、制度、 慣習の必要な改革を徐々に実施していきました。信仰上も、さらには政治的にも、対立 の時代がしばらくつづき、宗教改革に基づく、ルター派の教会は、その後、ドイツから 北欧に広がリました。

 

 
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